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東京皮膚科・形成外科　歯科医師　櫻井千春

櫻井千春ブログ

歯科医師櫻井によるブログです。歯やお口のことだけでなく、美容や健康についての様々な事をご紹介しています。

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まつ毛の育毛剤について

  sakurai

 

 

 

先日お問い合わせ頂きました

まつ毛の育毛剤「ビマトプロスト」についてのご質問に

今日はお答えしたいと思います。

 

まず

妊婦さんや授乳中の方のビマトプロストのご使用はお控え頂いております。

 

 

出産後にはホルモンのバランスで

頭髪などの毛が抜けやすくなる事が多くあります。

これを「分娩後脱毛症」といいます。

 

別名「産後脱毛症 」とも言い、その名の通り、出産を終えた女性にのみ見られる多量の抜け毛症のことです。

 

毛髪が抜け落ちたり、髪質が細くなるなどの症状が、出産後間もなく発生し、おびただしい抜け毛を生じさせます。

 

分娩後脱毛症の原因は、女性ホルモンの働きの変化によるもの です。

 

妊娠中は、体内で女性ホルモンの働きが増加することが知られており

本来抜けるべき毛髪が抜け落ちずに、そのまま成長してしまうという現象が起こります。

 

この女性ホルモンの増加は、妊娠中という期間限定のものであるため、出産を終えると、女性ホルモンは通常の量に戻ります。

 

そのため、女性ホルモンの働きによって生かされていた毛髪が一気に抜け落ちるため、大量の抜け毛が発生するのです。

 

したがって

分娩後脱毛症には本来治療の必要はなく

 

産後半年～１年ほどで自然に症状が治まる ため、他の種類の抜け毛や脱毛症に比べ、あまり心配する必要はありません。

心配な様であれば、早期回復のためにカルシウムやタンパク質など

髪に必要な栄養分を多めに取るよう心がけると効果が期待できます。

 

 

また、高齢出産の場合の分娩後脱毛症は、通常よりも自然治癒による回復が遅いとされており、こちらは自然回復を待つよりも発毛のサプリメントを取るなどの対処をします。

 

産後の脱毛は、まつ毛も例外ではなく

出産前よりも少なくなったと感じる方が多くいらっしゃいます。

 

ただ、これは頭髪と同じ様に一時的なもので

授乳が終わり、ホルモンのバランスが元に戻れば生えてくるので基本的には心配は不要であります。

 

特に体にとって害のある成分は含まれておりませんが

授乳中のあかちゃんへの安全性については立証されておりませんので

授乳終了後からのご使用をおすすめしております。

 

 

また加齢によってまつ毛が少なくなったとおっしゃる患者様がいます。

 

５０歳以上の９割の方が

加齢とともにまつ毛が少なくなった、細くなったと感じているアンケート結果もあります。

 

そこで６０歳女性の方に１ヶ月間ビマトプロストを使用して頂きました。

 

Before

IMG_6396

 

アイラインのアートメイクが入っているので

まつ毛がぎっしりと生えている様に見えますが

実際は密度が低く、長さも全体的に８ミリくらいでした。

 

 

After

IMG_7517

 

所々長く伸びているのが分かります。

全体的に１ミリくらい伸びていて、

長いまつ毛は１０ミリのものもありました。

 

継続して使用し、より効果実感して頂き、また経過を皆様にご報告したいと思います。

 

 

IMG_6078

 

 

処方には医師の診察が必要となりますのでお問い合わせ下さい。

ビマトプロスト　まつ毛美容液

５２５０円（約１〜２ヶ月分）

 

東京皮膚科　形成外科

０３３５４５８０００

 

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